東北電力とつがる洋上風力を含む風力発電事業3案件の協業に関する諸契約書を締結
株式会社グリーンパワーインベストメント(以下、グリーンパワーインベストメント)は、東北電力株式会社(以下、東北電力)と東北地域における風力発電事業に関し幅広く協業を行うべく、この度、グリーンパワーインベストメントが青森県と岩手県で開発を行っている陸上、洋上の風力発電事業のうち、「つがる洋上風力発電事業」(青森県つがる市、鰺ヶ沢町、約48万kW)、「深浦風力発電事業」(青森県深浦町、約7万kW)、「稲庭田子風力発電事業」(岩手県二戸市、八幡平市、青森県田子町、約10万kW)の3案件について、東北電力が出資参画を行うことに関する諸契約書を締結しました。
今後両社は東北地域で開発中のその他案件においても同様の出資参画、連携を行うべく幅広く検討していくこととなります。
背 景:
グリーンパワーインベストメントは、東北地域及び日本全国における再生可能エネルギー(以下、再エネ)の普及拡大、事業実施区域の地域振興ならびに経済振興に資する事を目指し、大規模風力発電事業の開発、建設、投資、運営を行っています。陸上風力では青森県つがる市において日本最大となる「ウィンドファームつがる」(発電出力12.1万kW、2020年春完工予定)、洋上風力では北海道石狩市および小樽市にまたがる石狩湾新港において日本の先進事例となる「石狩湾新港洋上風力発電所」(発電出力約10万kW、2020年着工予定)等に取り組んでいます。また東北地域では、今回協業を行う3案件(発電出力合計65万kW)に加え、青森県および岩手県で開発を進める他の陸上風力発電事業3案件(発電出力合計約38万kW)の総計103万kW全てに対して、東北北部エリア電源接続案件募集プロセスに基づく入札により、送電線への優先系統連系希望者の地位を確保しており、2020年1月に権利が確定する予定です。グリーンパワーインベストメントは、地元関係者の協力を得ながら、今後同地域での再エネの拡大と地域振興への貢献を目指していきます。
また、東北電力は、再エネの将来にわたる有効活用と再エネ事業の拡大のため、同社のノウハウを生かしつつ200万kW規模の事業実施を目指しています。
こうした状況下、グリーンパワーインベストメントが東北地域で開発を行う個別案件への東北電力の事業参画をはじめ、将来の案件に亘って幅広く協業を行うことで、再エネの拡大を通じて地域振興へ貢献するという、両社に共通する目標を達成するために有効なシナジーが互いに得られるとの判断により、今般の諸契約書の締結に至ったものです。
今回の協業案件の概要:
1.つがる洋上風力発電事業:
- 青森県つがる市ならびに西津軽郡鰺ヶ沢町の沖合海域で計画を進める洋上風力発電事業。一般海域の洋上風力発電の事業者は国の方針にもとづき公募で選定されるが、本事業の対象海域は、国が進める一般海域での再エネ海域利用法における促進地域の指定に向けて地元関係者、関係市町村で調整が進んでおり、一定の準備が進んでいる「準備区域」に選定されている。
- 事業会社「合同会社グリーンパワー西津軽洋上」を2019年7月につがる市に設立。
- 最大出力約48万kW。2025年着工予定。
2.深浦風力発電事業:
- 青森県西津軽郡深浦町の森林部に計画する陸上風力発電事業。各種許認可、環境影響評価等実施中。
- 事業会社「合同会社グリーンパワー深浦」を2019年10月に深浦町に設立。
- 最大出力約7万kW。2021年着工予定。
3.稲庭田子風力発電事業:
- 岩手県二戸市、八幡平市、および青森県三戸郡田子町にまたがる森林丘陵部に計画する陸上風力発電事業。各種許認可、環境影響評価等実施中。
- 事業会社「合同会社グリーンパワー稲庭田子」を2019年10月に二戸市に設立。
- 最大出力約10万kW。2022年着工予定。
■本件に関する問い合わせ先
株式会社グリーンパワーインベストメント
電話 : 03-4510-2100(代表)