日本最大の風力発電所「ウィンドファームつがる」の完工・商業運転開始について
株式会社グリーンパワーインベストメント(代表取締役社長:坂木満、以下「GPI」)のグループ会社であるグリーンパワーつがる合同会社(青森県つがる市)は、青森県つがる市において、約2年半の工事期間を経て日本最大となる風力発電所「ウィンドファームつがる」を完工し、2020年4月1日に商業運転を開始いたしました。
本発電所は、つがる市の屏風山周辺地域に1基あたり3,200kW出力のゼネラルエレクトリック社製発電機を38基設置、総出力は121,600kWとなり、運転開始時点で国内最大規模の風力発電所になります。発電機は鰺ヶ沢町の津軽港(旧七里長浜港)から陸揚げされ、現場への輸送、据付、建設等の工事請負は鹿島建設株式会社が行いました。これは一般家庭の約90,000世帯相当分の電力供給に相当し、再エネ発電により年間約18万トンの二酸化炭素削減効果が見込まれます。発電した電力は鶴田町にある東北電力北津軽変電所を経て東北電力株式会社へ全量供給します。総事業費約500億円のうち融資部分はプロジェクトファイナンスを組成し、融資期間18年を含む本発電所の長期にわたる運営保守は、GPI及びその関連会社が行います。
本発電所は、2013年制定の「農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律(農山漁村再生可能エネルギー法)」に基づいて農地の一部を発電所に利用したもので、事業地の大半が農地となっております。開発、工事期間中は地元の皆様、つがる市、鶴田町、鰺ヶ沢町、青森県をはじめとする関係行政の皆様から多大なるご理解とご協力を頂くことで完工に至る事ができました。 GPIは、再生可能エネルギー事業の普及を通じて、地域の未来をともに考えていくことを理念に据えております。今後は本事業を通じた一次産業振興をつがる市や地域の皆様とともに取り組んでいく予定です。
「ウィンドファームつがる」風力発電所概要
■所在地 ■運転開始日 ■総事業費 ■発電機の仕様 |
青森県つがる市 2020年4月1日 約500億円 1基当たりの出力:3,200kW タワーの高さ:98m(31基)、85m(7基) ブレードの長さ:50m |
商業運転を開始した「ウィンドファームつがる」(写真提供:鹿島建設株式会社)
■本件に関する問い合わせ
株式会社グリーンパワーインベストメント
gpi_info@greenpower.co.jp